水虫ができる場所
水虫ができる場所は、足の皮膚全般です。
水虫は別名足白癬と呼ばれ、白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)が足の皮膚を侵食していくことで起こるもので、原因となる白癬菌が足に感染した場合に水虫と呼ばれます。
これは、白癬菌が足に感染しやすいということと、昔田んぼで作業していて人たちに水虫ができやすく、水の中の虫がさすとされていたことから、水虫とは足の白癬だということになったようです。
白癬菌が他の部位に感染した場合には、それぞれ名称が変わってきます。
例えば、陰部に白癬菌が感染した場合には、いんきんと呼ばれる名称で呼ばれますし、頭部に感染した場合には白癬と呼ばれます。
水虫が足にできた人は、いんきんや白癬にもなりやすく、感染する菌なので、白癬ができている人は他の部位に感染が広がらないように気をつける必要があります。
また、爪の中に水虫ができた場合には、非常に治りにくいとこで知られており、爪水虫という名前で分けて呼ばれています。
爪水虫は外に塗る薬だけでは届かないことが多く、内服薬なども必要となってくるので、皮膚科のお医者さんに見せて処方箋を書いてもらい、抗真菌薬を飲む必要が出てきます。
他にも、腕や顔、耳や体の一部や広範囲に感染することもあり、足、手、頭、陰部以外が白癬になった場合、たむしという名前で呼ばれています。
外見上なんの病気か解らないことが多いので、水虫かもしれないと思ったら早めに医者に見せて判断を仰ぐのが一番良いでしょう。